「寂しい」を和らげる方法

僕のお客様で、「寂しいんです」という相談を受けることがよくある。

この感覚というのはとてもやっかいで、突然ふとしたタイミングでそうなってしまったりする。まさに予測がつかない現象で、そうなってしまうと、なかなか対処ができない。

よくそんなタイミングで友達と会ったり、電話をしたりする人をみるけど、これは逆効果。
その場は良いかもしれないけど、終わった後に、反動でもっと寂しくなってしまう。

寂しさは忙しい時には起こりづらい。
ようは、寂しいなんて言ってられないくらい仕事を詰めてしまえば良いわけだんだけど、これだと逆にストレスを貯めてしまいかねない。
それでは本末転倒だ。

なので、僕がオススメする方法は「自分の楽しいことを見つけておく」こと。

どんなものでも良いわけではない。
ルールは必ず一人でもできること。
流行りのゲームでオートマッチング機能がついているものもこれに該当する。

僕も寂しくなる時がある。

そんな時にやるのは「作品作り」。自分のショーや人のショーの演出を考えておいて、それをストックする。
次にやるのが「素材集め」。これはショーの演出に使えるかもしれないものを探す作業だ。映画を見たり、音楽を聴いたり、本を読んだりする。
そして元気がある時は街を散策にいく。まずは家の近所からでも構わない。慣れてきたら、いつも使い電車やバスに乗り、あえて降りたことのない駅で降りて見て、その街を散策する。いい散歩になるし、意外な発見がある時もある。
家から出られないなら、「ゲーム」も選択肢の一つ。自分の能力を高める系のゲームは脳の活性化に役立つ。

大切なのは、寂しい時に何かするのではなく、寂しくならないように、準備しておくこと。

寂しくなってから、何か初めても、上の空になってします。それくらい寂しいという感情はやっかいなもの。

元気なうちに、自分が楽しいことを見つけておくことをオススメする。

では、今さびしいなら?

この時ばかりは少し例外的に、友人と会ったり電話をしたりする。
でも、目的が必要だ。だから、目的は「自分が楽しめるものを探す相談に乗って欲しい」。
自分の大切な人がオススメしてくれたものをとりあえず、やってみよう。
やった後に報告するのもよいだろう。
目的が生まれてから行動に移す。
それだけでも寂しさはどんどん薄れていくものだ。

まずは行動すること。
待っていても何も始まらないということだけは覚えていて欲しい。