自己成就的予言

なんかタイトルだけだと、中国語っぽくなってしまいましたね(笑)
「じこじょうじゅてきよげん」と読みます。念のため。

これは、マートンという学者さんが唱えた理論で、「他人から期待されていると、『期待されている!』という思い込みが、その後の行動に影響を与え、その通りの人物になってしまう」というものです。

人から期待されただけで、成長するなら苦労はないと思う方もいるかもしれませんが、これはとてもよくわかる理論だとおもいます。
期待されるくらい周りから信用を得ている人なんですから、日頃から努力していることは明らかです。
その努力している姿を褒められ、認められたら、モチベーションだって上がる訳です。そしてその結果、周りの期待に応える存在になっていく。

もちろん、簡単なことではありませんが、この理論にはまだ続きがあります。

それは「自分自身に期待をしても、同じように結果が出る」というものです。

他人から期待されるというのは、なかなか難しいことかもしれませんが、自分自身に期待することなら、簡単にできます。まず間違いなく誰にも迷惑はかけません。

自分に期待するということにピンとこない人もいるかもしれません。
そんな人は「こんな自分になりたいな」くらいの簡単なところから始めても良いと思います。
最初は漠然としていても構わないでしょう。時間をかけながら、より明確にしていけば良いだけです。

大切なのは一歩ずつ、いや、半歩ずつでも良いから、前に進むことです。
「こんな自分になりたいな」から「こんな自分になれる!」に意識をチェンジすることが出来たら、その期待にはきっと自分自身が応えてくれるはずですよ。

「寂しい」を和らげる方法

僕のお客様で、「寂しいんです」という相談を受けることがよくある。

この感覚というのはとてもやっかいで、突然ふとしたタイミングでそうなってしまったりする。まさに予測がつかない現象で、そうなってしまうと、なかなか対処ができない。

よくそんなタイミングで友達と会ったり、電話をしたりする人をみるけど、これは逆効果。
その場は良いかもしれないけど、終わった後に、反動でもっと寂しくなってしまう。

寂しさは忙しい時には起こりづらい。
ようは、寂しいなんて言ってられないくらい仕事を詰めてしまえば良いわけだんだけど、これだと逆にストレスを貯めてしまいかねない。
それでは本末転倒だ。

なので、僕がオススメする方法は「自分の楽しいことを見つけておく」こと。

どんなものでも良いわけではない。
ルールは必ず一人でもできること。
流行りのゲームでオートマッチング機能がついているものもこれに該当する。

僕も寂しくなる時がある。

そんな時にやるのは「作品作り」。自分のショーや人のショーの演出を考えておいて、それをストックする。
次にやるのが「素材集め」。これはショーの演出に使えるかもしれないものを探す作業だ。映画を見たり、音楽を聴いたり、本を読んだりする。
そして元気がある時は街を散策にいく。まずは家の近所からでも構わない。慣れてきたら、いつも使い電車やバスに乗り、あえて降りたことのない駅で降りて見て、その街を散策する。いい散歩になるし、意外な発見がある時もある。
家から出られないなら、「ゲーム」も選択肢の一つ。自分の能力を高める系のゲームは脳の活性化に役立つ。

大切なのは、寂しい時に何かするのではなく、寂しくならないように、準備しておくこと。

寂しくなってから、何か初めても、上の空になってします。それくらい寂しいという感情はやっかいなもの。

元気なうちに、自分が楽しいことを見つけておくことをオススメする。

では、今さびしいなら?

この時ばかりは少し例外的に、友人と会ったり電話をしたりする。
でも、目的が必要だ。だから、目的は「自分が楽しめるものを探す相談に乗って欲しい」。
自分の大切な人がオススメしてくれたものをとりあえず、やってみよう。
やった後に報告するのもよいだろう。
目的が生まれてから行動に移す。
それだけでも寂しさはどんどん薄れていくものだ。

まずは行動すること。
待っていても何も始まらないということだけは覚えていて欲しい。

セミナーやレッスンをやってる訳

現在僕は「コミュニケーションセミナー」「催眠術レッスン」の二つを定期的に行なっています。
そして今度から新しく「マジックレッスン」を始めようともしています。

(ちなみに、セミナーは知識、レッスンは技術をメインに教えています)

マジックは17年、催眠術に関しては21年やってきている訳ですが、そろそろ教える側に回っても良いのでは?という理由で始めたというのも一つの理由です。

でも一番大きい理由は、アングラ業界にいて、あまりにもコミュニケーションが取れない人が多すぎたことです。

なので、ここでちょっとだけ、コミュニケーションの基礎的な話をさせて頂きます。

僕の中で、コミュニケーションに一番大切だと思っている事は「距離感」です。
これは今だに僕にとってもとても難しい課題の一つです。
距離が近すぎるのはもちろんダメな事です。でも、遠すぎるのもダメ。
相手のセーフラインがどこにあるのか。これを探る必要性があります。

相手から見て、僕とコミュニケーションをとりたいと思わせるには、大きく分けて3つの要素があります。

「興味」
「理由」
「利害」

この人はどんな人なんだろう?なんか面白そう、楽しそう。こういったポジティブな感情を高める事ができたら相手は自分に興味をもってくれます。

〇〇さんを知ってるんですね!〇〇出身なの?一緒じゃん!などのお互いの共通の部分があれば、距離はグッと近づきます。

お酒を奢ってくれるの?パフォーマンスやってくれるんだって!など、相手にわかりやすい利がある時も向こうから歩み寄ってくれる事が多いです。

これって、普通に考えたら当たり前のことなんです。
だけど、これが分からない人が多いんです。

SNSが普及して、ネットの中では仲良くやりとりできるのに、いざ会ってみるとなかなかおしゃべりできなくなる。そんな人もたくさん見てきました。
さらに、それがフェティッシュな場所になると尚更強まります。

「ここでは自分をさらけ出しても良いんだ!」となって歯止めが効かなくなっているんだと思います。

ちょっと落ち着きましょう(笑)

「ここではみんなが、普段隠しているモノを、勇気をだしてオープンにしてくれてる場所なんだ」って考えて見てください。

勇気を出して、この場限りで自分に内側を見せてくれている相手です。だったらこちらから話す言葉は簡単にみつかりますよね?

「あなたのソレ、とっても素敵ですね」

そう、相手に対する肯定です。純粋な気持ちで褒めればいいんです。そこに計算なんていりません。

一般社会でだって同じなんです。

『相手のことを観察して、褒める部分や共通している部分を探し、そのことを話題にして話しかける。』

これができればスムーズなコミュニケーションは簡単に取る事ができるようになっていきます。
慣れるまでは勇気が必要だったり、うまくいかないこともあります。でも失敗しても良いんです。やりつづけたら必ず上手になります。

セミナーでは、さらに詳しい内容を教えています。
「マジックレッスン」では、仲良くなる切っ掛け作り。
「コミュニケーションセミナー」では、その切っ掛けをどう活かしていくのか。
「催眠術レッスン」では、そこからどうやって特別な関係を築くのか。

もし、興味を持ってくれた方がいたら、ぜひお話を聞きにきてくださいね。

なんか、最後が宣伝みたいになっちゃった。ごめんね。